2004年１月２月分
| ２００４年 １月３日晴れ 姉の息子の所で５日前に男の子が生まれ・・母はどーしても赤ちゃんを見たいと言うので・・ 今日、一緒に病院に行きました。 とっても可愛い男の子で・・母は大喜び(^.^)「ちょっとほっぺをさわってみていいかしら・・・」って感じで・・(~∇~) 昨年、妹の息子にも双子の赤ちゃんが生まれ・・母にとってひ孫が１０人になりました。 帰る間際にそのお嫁さんに「がんばって大きく育ててね・・そのときは私はいないけど・・」一瞬、なんのこと・・と思ったけど・・自分はそこまでは生きていないから・・ってことだったのです。 「まあ、小学校入学ぐらいまでは大丈夫だよ・・お祝い用意しとかなきゃ・・」と、笑って受け流しておきました・・ |
| １月４日曇ったり晴れたり 母が「今日は何曜日？」と聞くから・・｢日曜日よ」と答えると・・「休みが終わったから月曜日のような気がしてならない」と言って・・「あ・そうそう・・日曜だと思ったからちゃんとゴミもだしたんだった」と・・ なんだかよくわかんない会話でした・・(笑) |
| 1月7日 晴れ 暖かい 公演練習終えて五時半頃実家に行くと・・母は、台所でせっせと夕食を作ってた。 「おかゆ作ったから・・食べていきなさいよ」と・・言う。「えー 私は三時近くに昼食食べたからまだお腹すいてないし・・いらないよ」おかゆなんて・・ほしくなかった・・ ところが「あら・・七草がゆよ・・一口でもいいから食べたら？」と・・ おおおお・・七草粥なんだ・・・それならちょっとだけでも食べようかな・・と思ってたらもうお茶碗に入れたおかゆが出てきた。 そういえば・・昨年七草粥食べながら母に七草の名前を全部教えてもらったことを思い出した。 あの時、そらで言えるようになってたけど・・そして、メモまでちゃんとしたんだけど・・すずな、すずしろ、せり、なずな・・しか思い出せなかった・・(--ﾒ) 母は今年もちゃんと全部すらすら言える・・ 今日も教えてくれたけど・・メモしなかったし・・覚える気もなくなってたもんで・・もう今は忘れてる(--ﾒ) どーみても母より私の方がぼけが早いかも・・(涙） |
| 1月19日 晴れ 昨日舞台も無事に終わり・・私の風邪も治り・・10日ぶりに公演終わってから実家へ まあ・・それまで一応毎日電話をしていたのでそんなにひさしぶりという感じではなかったのだけど・・ 母もらんちゃんも大歓迎してくれました。 夜は打ち上げだったのでそれまでの20分ぐらいだったのですが・・ 母はこの冬風邪ひくこともなく元気に過ごしていたようです。 母曰く「体調くずしてまわりの人に迷惑かけちゃいけないから、とっても気をつけている」とのこと。 「おかあさんはえらいっ」と、笑ってごまかすしかありませんでした・・私としては・・(--ﾒ) （笑） |
| 1月22日 昨日は記念すべき大雪・・ で、車運転できないので・・実家に行けず・・母には電話をしました。 母曰く「そちらは大雪なんでしょ？ こっちはうっすら・・程度だけど・・」 まあ我が家は山のふもとで・・街中の母の家よりは田舎なのですが・・しかし、そこまで違わないでしょ・・と思うのですが・・ そういえば母は、ちょっと雨が降ったり風が吹いたりすると、私に電話してきて「そちらは大雨じゃない？」「この風だとそっちは台風並じゃない？」とか電話してきます。そして私がムキになって否定すと・・楽しそうに笑って喜びます・・なんなんでしょ・・(笑) |
| 1月30日 晴れ 新聞を取りに行ったり、牛乳ビンをとりに行ったり門までいったり来たりするのに着るものがない・・と言ってたので、ハーフコートを持って行った。ほんとは結構いろいろ洋服持ってるのですが・・私が着てると暖かそうにみえるのか・・いいもの着てるように見えるのか(笑) ほしがります。でも、母はふだんは何もほしがりません。なにかプレゼントしようか？と言っても【別に何もほしいものはない」と言いますし・・ だから・・私が着てる洋服はホントは安物ばっかしなんだけど・・(笑) 母にほしいものがあったときは、なるべくあげるようにしています。家に帰ってきてしばらくしたら・、電話がかかってきて、あれを来て夕刊とりに行ったら暖かかった・・と・・あんなもので喜んでもらえて・・ほっとしてます(^.^) |
| 1月31日 晴れ 最近子供を育てない親がいるんだねぇぇ・・とテレビを見ながら母が言う。 「お母さんは戦中から戦後の貧しい時代に四人も子供育てて、育てるのがいやになったことはないの？」と聞いてみた。 「親は子供を育てるのはあたりまえのことだから、そんなこと一度も思ったことないわよ」と言う返事。 封建社会は悪い点もたくさんあるけど・・そういうもんだと教育されてきてるから、いやだとかめんどうだとかそんなことは一度も考え付かなかった・・とのこと。 封建社会でなくても、今の世の中でも、あたりまえのことだと思うけど・・あたりまえが通用しない時代になってきたよーな怖い気がします。 |
| 2月1日 晴れ後雨 自衛隊イラク派遣のニュースを見ながら・・母が「こんなのは見たくないねー。時代が逆戻りした気がする」とポツリ・・ 今日は、久々に母の手料理をご馳走になりました。かわりばえしないけど・・と言いながら出てきたのは、ロールキャベツとサラダとタラの焼いたのでした。お腹いっぱい・・おいしかった(^.^) デザートにケーキとみかんとクッキーを出されて・・びっくり・・ 「お母さんが作ってくれたごはんがおいしかったからいっぱい食べてお腹いっぱいだからもう食べれないよ」とことわるのに一苦労・・クッキーを手土産にもたされました(笑) |
| 2月25日 晴れ 暖かい 私は長い旅をしたのですが・・その間に三度、母に電話しました。 最初に電話したとき・・昨日お風呂にはいったとのこと。その際、姉に電話したとのこと。 入る前に電話して、上がったらまた電話するから・・と・・で、上がったという電話がなかったら来てくれ・・と・・お風呂の中で倒れてるかもしれないから・・ということらしいのですが・・ 私がいるときは・・勝手にお風呂に入って・・たまに夜に行ったりすると「今日はお風呂にはいったよ」と報告があるのですが・・どーも私がいないということで姉に甘えたかったのかな・・と思いました。 二度目に電話したときは・・「らんちゃんが寂しがって寂しがって困ってるのよ・・あなたからの電話とわかるみたいで・・今、玄関にお迎えに行ったよ」と・・私が「えー なんで？」と聞くと、【電話の声がわかるのよ」とのこと・・ 三度目の時は・・妹や妹の子供達、孫たちと長々と話し、私にはいつ帰ってくるの？だけでした それでも、帰る日、福岡は風雨が強く雷もなってたらしく・・「飛行機は飛ぶの？」と電話がかかってきました。それより札幌からの機材が届かず2時間以上遅れたのですが・・無事帰ってこれました。 そして月火と、私はダウン・・ 火曜にちょっと無理してお土産を届けに行ったのですが・・すぐ帰ってきて・・ それで今日はだいぶ気分もよくなったので・・ゆっくりと行ってきました。 旅行の話しはほとんど興味なく・・私の留守中・・らんちゃんと母がどうやって暮らしてたかの報告ばっかりでした・・ まあ、なにはともあれ母もらんちゃんも元気でなによりでした。 |
| 2月28日 曇りのち雨 昨日、お客さんが多くて今日は疲れてたせいか・・母は、私が行くと横になってました。 私にお菓子や果物をすすめながら・・「遺書を書こうかと思うのよ」・・と言う。 特別財産があるわけでもないのに・・・「なんでそんなこと思いついたの？どんなこと書くの？」と聞いたら、 「私が死んでもお葬式はできるだけ質素にやること・・それから戒名はいらないからね」とのこと。 「ふーん・・なんで戒名いらないの？」と聞くと・・なんと・・ 「戒名に50万も60万もかかるんだもの・・もったいない・・そのお金で、らんちゃんの養育費にしたいのよ」という・・今、自分が死んで一番心残りは・・どうもらんちゃんのようです。 そんなことしなくても、私がらんちゃんを可愛がって育てるのを知ってるのに・・それでも心配する・・ 「あと10年ぐらいがんばったら・・そんな心配しなくても一緒に死ねるかもよ・・」と、はっぱかけときました(^.^) |